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2019年1月19日土曜日

隣で猫がフミフミさん


久々にうちのペットのことを書くよ。
私が夜遅くに、コタツに入ってブログを書いていると
いつも隣に愛猫の「コッペさん」が座って
こたつ布団を両手でフミフミします。

フミフミするのは、リラックスしているからだと言われます。授乳期の仔猫は母猫のお乳を飲む際に、左右の前足を交互に踏み出す動作をするのですが、その頃の名残なのだそうです。心が落ち着いている、幸福感に満ちている時の猫は心が赤ちゃんの頃に返る事がよくあるそうですね。特に母猫とあまり長く一緒に過ごせなかった、早いうちに引き離されてしまった猫は赤ちゃん返りすることが多いそうです。

私の愛猫、二匹とも保護猫を譲っていただいた子たちですが、どちらもよくフミフミします。



キジ白猫の「お琴さん」。5歳の女の子です。まだ生後2、3週間の幼猫だった頃に捨てられていたのを保護主さんに救われて、里親募集サイト経由で私の家の子になりました。だからこの子は、殆ど母猫と共に過ごせなかった。一緒に生まれた兄弟たちと、段ボール箱に入れられて東京の街角に置き去りにされた子です。他の兄弟は先に譲渡先が見つかったけど、この子はやんちゃな気質だからか、貰い手がなかなか見つからなかったみたいでした。だけど、縁あって私の家族の一員になりました。確かにものすごくやんちゃなおてんば娘です。とてもいたずらっ子で先住の犬をからかったり、家具を壊したり。5歳になった今でもやんちゃで、部屋中を走り回っています。そしてずっとワガママで甘えん坊。とにかくいつも元気で丈夫。今のところまだ一度も病気をしたことがありません。しかし活発が故、火の点いたコンロの近くに飛び乗ってお腹の毛を焦がしたり、熱い皿に手を突っ込んで肉球を火傷したり等の小さな怪我は何度か経験あり。そんな痛い目に遭ったのに、すぐ忘れるのか未だに調理中のコンロに飛び乗ろうとするから心底ヒヤヒヤするのです。跳躍力があるのですぐに高い所へ行くのですが、下りるのは怖いらしく、私に「どうにかしてくれ」と呼びかけるのです。しかし私の手が届かない位に高い所なのでどうすることもできず。まぁ、放っておけばそのうち自分で下りるんですけどね。とにかく構ってちゃん。だけど後からきた猫の「コッペさん」のことはなかなか好きになれない様で、同居は認めるものの、近寄って欲しくないといったスタンスの様です。3年が経った今、少しずつだけどその距離は縮まったかのように見えます。



薄茶トラ柄の「コッペさん」推定5~7歳の男の子。保護猫シェルターで出会いました。2015年夏に、神奈川県綾瀬市で猫の多頭飼育崩壊が起こり、同県の保護団体が猫たちを保護、そのままシェルターが引き取って里親を探すことになり、その中にいたのがコッペさんです。長期間、ろくに世話をしてもらえず、糞尿にまみれた劣悪な環境で過ごしていたコッペさん。人間が怖くて、仲間の猫たちと身を寄せ合っていました。保護され適切な環境に移って、清潔であたたかい寝床に美味しい食事、皮膚病でしたが治療により完治。飼い猫らしい生活を得られましたが、人間に対する不信はなかなか払拭できずにいたのです。しかし、シェルターのボランティアさんたちの愛情に支えられ、徐々に心を開いてくれるようになりました。そんな経緯があり、長いトンネルを抜け出せたコッペさんは、毎週末に開催される譲渡会で、2匹目の猫を探しに来場した私の足元へ寄ってきて、ゴロンと横たわってお腹を見せてくれました。まるで「僕を選んで!」と訴えているかのように見えたので、これは間違いなくうちの子になるべきだと確信したのでした。

やんちゃな先住のお琴さんと比べ、臆病でおっとり、ぼんやりした性格に見えますが、いざという時にとても頑固でしっかり意思表示する子です。ずっとたくさんの猫たちと共同生活してきたからか、猫どうし仲良くしたいタイプの様で、お琴さんと仲良くなりたいらしい。うちの子になって3年が過ぎたけど、お琴さんにはずっと嫌われっぱなしで、近寄っては叩かれています。何度叩かれても、絶対にやり返さないコッペさん。彼は無抵抗主義者のようです。猫は一般的にオスのほうが人懐っこいと言われていて、コッペさんもその様です。寂しがり屋でずっと誰かのそばにいたいらしく、最近は犬のポテと一緒に寝ていることも。とにかく甘えん坊で、いつも私の横にいる感じ。免疫力が落ちやすい体質なのか、難治性口内炎があり、お腹を下しやすい。しかしそのわりに食いしん坊で、多頭崩壊現場にいた頃から丸っこい顔と肉付きの良い体型です。

お琴さんのほうはあまり食に執着がなく、好きな時に少しずつチビチビ食べ、しっかり運動する子です。逆にコッペさんはあるだけ食べちゃうタイプなので与える時間と量を決めておく必要があります。下痢しやすいし太りやすいので食べ過ぎは禁物なのです。

うちの二匹、見事に対照的な個性です。


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